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子どもにいい人生を送らせたいなら「緑地の近くに住め」という研究の話

子どもにいい人生を送らせたいなら「緑地の近くに住め」という研究の話

 
緑地が多いところに住んでると、子どもの成長にとってお得かも?
 
こんな研究の話です。
 
なぜか?という理由は「向社会的行動が増える」から。
 
まずは向社会的行動とはなんぞや?から説明していきますね。
 
この記事の内容
・向社会的行動とは
・緑地の多さと向社会的行動の関係
この記事を書いた人

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シアニン(id:antoshia2n)

年間2000本の研究論文を読むサイエンスブロガー。科学的な知識をベースにした分析が得意。コーヒーと猫を愛する。

 

向社会的行動とは

向社会的行動とは

 
向社会的行動とは「他人に利益をもたらす、または少なくとも調和的関係を促進する」一連の行動です。
 
要は「仲良くする能力」ですね。
 
子どもの発達に重要な能力で、具体的にはこんな能力と関係します。
・社会的能力
・問題解決能力
・質の良い仲間関係
・攻撃性の低下
つまり、向社会的行動が増えると「人生うまくいく」ってことを覚えおけばOKですね。
 

緑地の多さと向社会的行動の関係

緑地の多さと向社会的行動の関係

 
緑地が増えると、子どもの向社会的行動が増えるんじゃない?って研究の話をします。
 
ウロンゴン大学の2020年に行った研究では、緑地の量と質と子どもの向社会的行動に関する過去の15件の研究を系統的レビューしました。
 
分析の結果わかったことは、
1.緑地が多い環境の子どもと青年ほど、向社会的行動は増加した!
2.緑地の質も重要だった!
緑地の質の判断基準は、「親がその緑地を利用したい」と思えるように整備が行き届いているか?でした。
 
つまり、より整備された緑地が近くにあると子どもや青年は、向社会的行動が多かった!んですね。
 
さらに向社会的行動が増えたことにより、より幸福を感じ、人間関係も良くなったわけですね。
 
これは緑地の近くに住むべきですね(笑)。
 

緑地の多さと向社会的行動まとめ

緑地の多さと向社会的行動まとめ

 

今回は、緑地と向社会的行動についての話でしたが、ポイントを整理しましょう。
ポイント
1.緑地の近くに住むと向社会的行動が増える!
2.向社会的行動は、仲間とうまくやる能力!
3.向社会的行動が増えるほど、人間関係が良くなり、幸せになる!
こんな感じですね。
 
とはいえそう簡単に引っ越せないですよね?
 
研究によれば「1日5~10分自然と触れ合うだけでも、ストレスを減らす効果が確認されでいる」そうですよ。
 
詳しいことはこちらの記事にまとめましたので、気になる人はチェックしてください。
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別の方法としては、観葉植物を置くのもアリ
 
僕は「サンスペリア」をリビングに飾っています。
 
緑があるだけで、暮らしにゆとりを感じるのは僕だけですかね(笑)。
 
サンスペリアは枯れにくくて、お手入れや水やりが楽なのでオススメですよ。
 
ズボラない僕でも、まだ枯らしてないので。
 
自然との触れ合いを確保して、豊かな人生を歩みましょ。それではまた。
 
 
参考文献

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